本日の授業内容

DraftSightで描く図法・製図
本日の授業から5回に分け、有償版と無償版の基本機能が変わらない2次元用CADアプリケーション「DraftSight」の操作を習得します。手書きによる図法・製図で習得した作図技術を用いてより正確に美しく仕上げるために、CADアプリケーションは現在のプロダクトデザイン業界では必須の技術になります。汎用性の高いファイルフォーマット、DWG/DXF形式の図面ファイルフォーマットが扱える「DraftSight」の操作方法を修得することで、将来業界標準であるCADアプリケーション「AutoCAD」などにも応用出来る力を養います。

DraftSightの基本設定

1) 寸法規格の設定
プロダクトデザインで多く用いられる「日本工業規格( Japanese IndustrialStandards)、以下「JIS」の寸法規格を用いるための設定と、表示される文字フォントの設定を行います。

2) 画層の設定
DraftSightでは、画層1つにつき一種類の線種が扱えるため「図面枠・中心線・外形線・外形補助線・寸法線・かくれ線」といった画層を設定します。

3) 寸法規格・画層のテンプレート化
継続して寸法規格・画層を用いるためにテンプレートとして、上記の設定を保存します。

授業資料 「DraftSightの基本操作」と「テンプレート設定の作成」
151110_コンピュータ演習#06

DraftSightの基本操作

DraftSightは、感覚的に図形を描くAdobe Illustratorとは異なり数値によって図形を描きます。そのことに慣れるため、基本形状の描画を練習します。

参考「DraftSight」

「DraftSight」の開発元であるダッソー・システムズのWebサイトには、基本マニュアルが掲載されています。授業だけでは物足りない、予習・復習を行いたい学生はこちらを参考にして下さい。
DraftSight|http://www.3ds.com/fileadmin/PRODUCTS/DRAFT_SIGHT/PDF/GETTING-STARTED-GUIDE-JP.pdf

テキスト(参考書)

「プロダクトデザインのための製図」
著:清水 吉治・川崎 晃義 刊:日本出版サービス
「やさしく学ぶDraftSight」
著:阿部 秀之 刊:エクスナレッジ
を、参考書として用います。