本日の授業内容

Rhinoceros
3D CADソフトウェアである「Rhinoceros」を用いて、手書きやDraftSightで習得した三面図と透視図の関係性から、三次元モデリングの基本知識を身に付け、図面への展開方法を身につけます。

小テスト

三面図の読解力の確認
授業内で行なってきたテクニカルイラストレーションの読解力・理解力を確認するために小テストを行います。

Rhinocerosの基本

基本操作の応用「WaterJugの制作」
手書き・DraftSigntで作図を行なったヤコブセンの「WaterJug」をモデリングします。

1) 取手の作成
取手の断面図を元に、断面形状を作成し「押出し」を行い厚みをつけます。その後、「トリム」を用いて形状を削り出します。
このような形状をモデリングするコツとして「極めて小さなフィレット/面取り」を行うことが挙げられます。一手間加えるだけで印象が大きく変わりますので、覚えておくと良いでしょう。

2) 本体の作成
本体の円柱形を作成します。まず、断面形状を作成し「回転」をします。次に、注ぎ口の形状を「1レールスイープ」を用いてモデリングし「トリム」で余計な形状を消去していきます。
ステンレス鋼の厚みが「0.8mm」となっていますが、始めは厚みなしでモデリングを行い形状が完成してから「オフセット」で厚みを作るのがコツです。

3) その他の部品の作成
取手と本体をつなぐ円柱形や、蓋を作成します。

配布資料) モデリング用詳細図面
モデリングしやすいように寸法を通常の作図よりも多く記したものを配布します。こちらを見ながら、モデリングをしてください。
150113_WaterJug
150113_WaterJug(詳細図)

テキスト(Rhinoceros参考書)

「Rhinoceros ver.5 入門 [単行本(ソフトカバー)]
著:是枝 靖久 刊:ラトルズ
「Rhinoceros入門 [Kindle版]
著:是枝 靖久 刊:ラトルズ (2013/8/1)
を、参考書として用います。