本日の授業内容

DraftSightで描く図法・製図

有償版と無償版の基本機能が変わらない2次元用CADアプリケーション「DraftSight」の操作を習得します。手書きによる図法・製図で習得した作図技術を用いてより正確に美しく仕上げるために、CADアプリケーションは現在のプロダクトデザイン業界では必須の技術になります。汎用性の高いファイルフォーマット、DWG/DXF形式の図面ファイルフォーマットが扱える「DraftSight」の操作方法を修得することで、将来業界標準であるCADアプリケーション「AutoCAD」などにも応用出来る力を養います。

DraftSightの実践的な作図

1) 【復習】印刷設定と図面枠
前回、習得した印刷を行うための設定「印刷コンフィギュレーション」などを再度、説明します。また、図面枠の描き方について併せて復習します。

2) 実践課題「デジタルカメラの作図」
手書きによる図法・製図でも描いた「デジタルカメラの作図」を、DraftSightでも作図します。

3) 実践課題「デジタルカメラの作図|詳細図の設定」
図面中にA部詳細図(S=2:1)となっている箇所があります。手書きではそのまま記載していましたが、CADで作図する場合、元々のデータを活かし作図することが可能です。DraftSightのシート設定の方法とともにその方法を学びます。

4) 実践課題「デジタルカメラの作図|印刷の設定」
DraftSigntからプリントアウトする方法を学びます。今回、授業のはじめではカラーでの線種の設定など行いましたが、今回はモノクロで線種・線の太さを反映させた状態で印刷する方法を学びます。

授業資料 実践課題「デジタルカメラの作図」
181127_コンピュータ演習#09_デジタルカメラ図面見本

展開図と透視図の関係

展開図と透視図の関係、平面から立体を想像する力を養うため、三面図から物体の形状を読み取り透視図を描く、透視図から物体の形状を読み取り三面図を描く練習を行います。

5) テクニカルイラストレーション
三面図から物体の形状を読み取り透視図を描く、透視図から物体の形状を読み取り三面図を描く練習を行います。

授業資料 テクニカルイラストレーション
181127_コンピュータ演習#09_テクニカルイラストレーション配布用

課題(デジタルカメラ図面)の提出

DraftSightで作図した「デジタルカメラ」の図面
A3横で印刷した図面を授業開始時に提出。(A部詳細図は省く)
図面の縮尺:1/1 とすること。

デジタルカメラ図面データ
(PDFデータ|拡張子は「.pdf」)
提出期限:12月4日(火) 13:30まで

学科共有サーバーにある「コンピュータ演習」→「181127_コンピュータ演習#09_課題提出」に提出してください。ファイル名は、「学籍番号下3桁+名前+デジカメ」としてください。(例:001酒井聡デジカメ.pdf)
※ ファイル種類は、「PDF」とすること。
※ 英数字は半角を用いること。

参考「DraftSight」

「DraftSight」の開発元であるダッソー・システムズのWebサイトには、基本マニュアルが掲載されています。授業だけでは物足りない、予習・復習を行いたい学生はこちらを参考にして下さい。
DraftSight|http://www.3ds.com/fileadmin/PRODUCTS/DRAFT_SIGHT/PDF/GETTING-STARTED-GUIDE-JP.pdf

テキスト(教科書)

「プロダクトデザインのための製図」
著:清水 吉治・川崎 晃義 刊:日本出版サービス

「Rhinoceros ver.5 入門」
著:是枝 靖久 刊:ラトルズ

 

テキスト(参考書)

「やさしく学ぶDraftSight [DraftSight2016対応]」
著:阿部 秀之 刊:エクスナレッジ
を、参考書として用います。