本日の授業内容

Rhinoceros
3D CADソフトウェアである「Rhinoceros」を用いて、手書きやDraftSightで習得した三面図と透視図の関係性から、三次元モデリングの基本知識を身に付け、図面への展開方法を身につけます。

Rhinocerosの基本

基本操作の応用「WaterJugの制作」
手書き・DraftSigntで作図を行なったヤコブセンの「WaterJug」をモデリングします。

1) 取手の作成
取手の断面図を元に、断面形状を作成し「押出し」を行い厚みをつけます。その後、「トリム」を用いて形状を削り出します。
このような形状をモデリングするコツとして「極めて小さなフィレット/面取り」を行うことが挙げられます。一手間加えるだけで印象が大きく変わりますので、覚えておくと良いでしょう。

2) 本体の作成
本体の円柱形を作成します。まず、断面形状を作成し「回転」をします。次に、注ぎ口の形状を「1レールスイープ」などを用いてモデリングし「トリム」で余計な形状を消去していきます。
ステンレス鋼の厚みが「0.8mm」となっていますが、始めは厚みなしでモデリングを行い形状が完成してから「オフセット」で厚みを作るのがコツです。

3) その他の部品の作成
取手と本体をつなぐ円柱形や、蓋を作成します。

冬期休暇中の課題「デジタルカメラの制作」
手書き・DraftSigntで作図を行なった「デジタルカメラ」をモデリングしてください。

※ モデリングの方法は、多種多様にあります。自分なりの方法を見つけてください。

配布資料) モデリング用詳細図面
モデリングしやすいように寸法を通常の作図よりも多く記したものを配布します。こちらを見ながら、モデリングをしてください。
171219_WaterJug
171219_WaterJug(詳細図)
171219_デジタルカメラ

課題(WaterJug・デジタルカメラのモデリングとレンダリング)の提出

・画像データ
(画像データ|形式はJPEG、拡張子は「.jpg」、解像度は「1024px x 768px」)
・3Dモデリングデータ
(Rhinocerosデータ|拡張子は「.3dm」)

提出期限:2018年1月9日(火) 13:30まで

学科共有サーバーにある「コンピュータ演習」→「171219_コンピュータ演習#13_課題提出」に提出してください。
ファイル名は、「学籍番号下3桁+名前+WaterJug or デジタルカメラ」としてください。(例:001酒井聡WaterJug or デジタルカメラ .jpg or .3dm)
※ 英数字は半角を用いること。

次回授業の予告

小テスト「三面図の読解力の確認」
授業内で行なってきたテクニカルイラストレーションの読解力・理解力を確認するために小テストを行います。

テキスト(教科書)

「プロダクトデザインのための製図」
著:清水 吉治・川崎 晃義 刊:日本出版サービス

「Rhinoceros ver.5 入門」
著:是枝 靖久 刊:ラトルズ

 

テキスト(参考書)

「やさしく学ぶDraftSight [DraftSight2016対応]」
著:阿部 秀之 刊:エクスナレッジ

「Rhinocerosで極める 3Dデジタルデザイン ~ver.5.0に完全対応」
著:中島 淳雄之 刊:ラトルズ